こんにちは、ラテラCTOの荒磯恒久です。
今日は、土にうごめき、敵が来るとピョンと跳ねる小さな虫、トビムシを取り上げます。
トビムシは植物が生育している世界中の山林などに数多く生息しています。1m2当たり数十種のトビムシがいて、その数は数万から十万に達するとのことです。腐敗植物や菌類を食べ、土壌づくりに貢献しています。
種類は世界で3000種以上、日本では360種あると報告されています。スケッチはツチトビムシで色は様々です。このほか楕円形で体表にイボを持つイボトビムシ、丸い頭と膨らんだ腹部を持つマルトビムシなど様々な形のトビムシがあります。体長は2~3mmの小さい虫です。
昆虫に似ていますが、羽は無く原始的で分類学上は昆虫には入りません。腹部の後ろの方に「跳躍器」と呼ばれる器官(足ではない)があり、敵が来たときはこれを使って飛び跳ねて逃げます。飛ぶ距離は数cmから数十cmといいますから大変な跳躍力です。
外で観葉植物を育てていて室内に持ち込んだ時など土の中に発生していることがあります。何しろ自然の土には大量にいて、家の木材や、カブトムシ用のおが屑にも潜んでいる可能性がありますから油断できません。
トビムシは植物に害を及ぼすことは無いのですが、大量に発生してうごめいているのを見ると気持ちが悪いですね。
大量発生したときは殺虫剤に頼るか、無機質の人工土壌に植え替えるかが対処法になります。でも、殺虫剤はあまり使いたくないし、人工土壌では肥料不足になるのではないかと心配は尽きません。
そんな時はラテラの無菌人工土壌「クリスタルグレイン」に植え替えてみてはいかがでしょう。植え替えは簡単、植物の肥料も鉱物顆粒の中にある結晶に取り込ませているので十分です。
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